日本が購入する原油

日本が購入する原油

日本が購入する原油

日本は、原油の殆ど(90%以上)を中東から輸入しています。
国内のエネルギーの40%以上が未だに石油でまかなわれてることを考えると、中東依存は高いと言えるでしょう。
産油国は他にもあります。
アメリカ、ロシア、インドネシアなどですね。
もちろんそちらからも輸入する動きはあるのですが、中東産の原油を輸入する理由がちゃんとあります。

 

アメリカは世界最高品質の原油を産出しています。
国内消費が多いので輸出は行っていませんが、原油をそのまま自動車に入れても走らせる事が出来るといわれるほど純度の高い原油です。
それに比べると、中東や東南アジアの原油はどろりとして粘度も高く、硫黄分や不純物も多い原油です。
なぜそれを日本は輸入してるのでしょうか。

 

実は日本は加工貿易立国です。
原油からはさまざまな製品が作り出されます。
ガソリンや灯油だけでなく、化学製品の原料となるナフサやエチレン、道路工事に使われるアスファルトなども作られます。
一つの原油からさまざまな種類の材料を取り出そうとするときは、いろんな物質が混ざってる方が良いのです。
その方が沢山の物質を取り出すことが出来ます。
日本の石油精製所では、原油からさまざまな物質を分離、抽出して各企業へ販売します。
ですので、純度が高すぎると、他の原材料を分離することが出来ないのです。

 

日本が中東産の原油を輸入してるのは、そういった理由があるからなのです。
ですが、原油の輸送には時間もコストもかなり必要です。
できるだけ近い国から仕入れる方がコストもかかりませんし、市場価格の変動を抑えることができます。

 

中東から日本まで約一ヶ月の輸送期間が必要なので、その間に価格の変動があると損失が出ることもあるのです。

 

そのため、最近は東南アジアの原油を輸入する動きもあるようですが、なかなか大きな数字にはなっていません。
原油の輸入は国家戦略も関わってきますので、簡単に取引先を変えることは出来ないのです。


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