原油市場の違い

原油市場の違い

原油市場の違い

WTI原油が世界の基準価格として取引を行われてる理由があります。

 

まず、この原油が採掘されてる場所ですが、西テキサスの原油で、世界的に見て最高級の品質の原油だと言うこと。
世界第三位の産油国、アメリカにあるということ。
米ドルが原油の取引決済に使用されていること。
オイルメジャー、産油国の石油会社、商社、石油元売会社、ファンド、一般投資家など幅広い参加者が価格決定に参加していること。
以上のことから、WTI原油価格が世界基準となっています。
もちろん、アメリカの経済力、軍事力が大きく影響してるのも確かなのですが、もう一つ理由があります。
それはOPEC(石油輸出国機構)の存在です。

 

1970年代のオイルショック以降、世界の原油価格はOPECが決定していました。
1980年代前半までは、OPECがアラビアンライト原油を基準に公式販売価格を設定していました。
非OPEC諸国もそれを参考に原油販売価格を決めるようにしていたのです。
しかし、80年代後半にはいると、OPECの設定した価格が実際の市場価格とかけ離れた数値になり、
しかも極端に割高だったのです。
このことが石油需要減退の原因ともなったため、OPECは公式価格を放棄して市場に任せるようになりました。

 

そのことがきっかけとなり、WTI、北海ブレント、ドバイ・オマーンの原油価格を参考に世界中で原油取引が行われるようになったのです。
ちなみに、中東産の原油がアジア向けに輸出される場合、その価格はドバイ・オマーン原油価格が利用されます。
ドバイ・オマーン原油の価格はWTIよりも若干低めに設定されています。
それは品質の差でもあるのですが、実は日本にとってその方が都合が良いのです。


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